創業に関するお役立ち情報87
テーマ10『カラーマーケティングで売る』 ③色を変えて売る
「色に意味を持たせる」ことの他に、「色を変える」という方法もあります。
こちらのほうが事例としては多いかもしれません。
また実践的でもあるでしょう。
色を変えるということは、見た目を変えるということです。
しかも分かりやすい。
「形」よりも「色」を先に認識する人が多いといわれ、
商品に対する第一印象の60%以上は色が左右しているともいわれます。
そうなると、商品を何色にするかというのは、とても重要なことになります。
ある市場に後発として新規参入する場合。
後発事業者として参入するとなると、既に作られたマーケットにどんな
インパクトを与えるかが問題です。
そこで色の登場。
かつて、携帯電話市場に、当時第三の事業者として乗り込んできた企業が
これまでの携帯電話にはなかったポップな色と、
その圧倒的なカラーバリエーションで話題をさらいました。
今でこそポップなカラーでの多色展開は珍しくありませんが、
当時は広告として非常に大きなインパクトがありました。
それから、真っ黒な飛行機をご存知ですか?
「世界初の黒い飛行機」として当時話題になりました。
機体はもちろん、機内インテリア、制服、ラウンジのデザインから
広告にいたるまで徹底して黒にこだわり、強烈な印象を残しました。
この航空会社も後発企業です。
次回は「商品が色で息を吹き返す」です。