創業に関するお役立ち情報72
テーマ8『看板を作るなら』 ③探しやすい看板
前回は、誘目性という「目のひきつけやすさ」から考えました。
もう一つの視認性という「探しやすさ」からも看板の色を考えてみましょう。
視認性の高い色は、探す対象が決まっている人、探している人に
「みつけてもらいやすい色」です。
そのためには、背景との明度(明るさの度合い)の差が大きいことが
重要になります。
明るさのコントラストですね。
背景には2種類あります。
看板の中の「地色・背景色(ベース)」と「図色(文字や絵柄など)」の関係と、
もう一つは、その看板が存在する周囲の色を背景とする関係です。
一つ目の看板の中で考えると、
白地に青い文字で書かれているものが、色の組み合わせとしては
最も文字がよみやすいとされます(晴天の場合)。
道路の案内看板はそうですね。
他には、黄色地に黒文字(その逆も)、黄色地に紫色の文字も
読みやすいようです。
想像しただけで、ものすごく目立ちそうな派手な色の看板ですね!
もう一つの周囲の色については、ぜひ現地で確認しましょう。
建物の色、周りにある看板の色などを、
少し距離をとって歩行者の感覚で見てみましょう。
この誘目性(目のひきつけやすさ)と、視認性(探しやすさ)の両方から
「鮮やかでコントラストがはっきりしている」ことが
まず注意をひいてもらうために必要なことがわかります。
こうして注意をひきつけたら、今度は興味を持ってもらい、
入ってみたいと思ってもらえる看板がどんなものかを考えましょう。
次回は「入ってみたくなる看板」です。