創業に関するお役立ち情報71
テーマ8『看板を作るなら』 ②注意を引く看板
例えば、
・街を何気なく歩いている人が目を止める看板
・車に乗っていて目についてしまう看板
どんなものがあるでしょう?
モノを認識する時に、「カタチ」を先に認識するのか、
あるいは「色」を認識するのか、それを自分で意識することは
あまりないかもしれませんが、
カタチよりも色を先に認識する人が多いとされています。
「丸い赤」として認識するよりも、「赤い丸」と認識するということです。
そうなると、注意を引くために考えるのは、やはり「色」なのです。
この場合に色の視覚効果として考えるのは、
・誘目性(目の引きつけやすさ)
・視認性(探しやすさ)
という二つのこと。
誘目性の高い色は、目的を持たずに見ている人の
「注意を引きつけやすい色」です。
どんな色かというと、彩度(鮮やかさの度合い)が高い色ということです。
色みでいうと、赤や黄色などの暖色系と呼ばれる色のほうが
青などの寒色系の色よりも誘目性が高いと言えます。
ただ、注意が必要なのは、では赤ならなんでもいいか?ということです。
ひとことで「赤」と言っても、実に様々な色があります。
くすんだ赤もあれば、明るい赤、薄い赤もある。
黄色っぽい赤もあれば、青っぽい青もある。
同じように赤と呼べる色でも彩度(鮮やかさの度合い)は違うのです。
それと同じように、青にも様々あります。彩度の差も当然。
ということは、赤よりも彩度の高い青もあるということ。
単に「何色か?」ではなく、「どんな色か?」で考えましょう。
次回は「探しやすい看板」として、視認性について考えます。