創業に関するお役立ち情報68
テーマ7『会社案内を作ろう』 ③内容を決める
会社案内には、必要最低限の情報(事業内容・連絡先)の他に、
何を載せますか?
会社案内は、会社のことや事業のことを知っていただく、そして
興味を持っていただくためのものです。
名刺と違ってある程度の面積があるので、得意とすることや
PRしたいこともしっかり書けるでしょう。
ただそこで、
「○○○が得意です」や「○○○がおすすめです」で終わるのではなく
例えば、「なぜ○○○が得意なのか?」をひもといてみてはいかがでしょう。
そうした商品や会社のバックボーンからは、ストーリー性が見えてくるのです。
そのほうが見る人に訴えかける力はより大きくなります。
スキルや専門性を問われる事業の場合には
代表者や現場で対応するスタッフのプロフィールを出すことも有効です。
起業したばかりですから、実績は当然ながらありません。
あるのはこれまでの経験と、起業に到った経緯や思い、
そしてこれからに対する熱意です。
「へえ~」、「なるほど~」と、何かしらの感情に働きかけて
共感してもらい、記憶に留めてもらいましょう。
こうして会社案内を作るために「なんて書こうか」と考えることは
実は、頭の中を整理するという効果もあります。
自分の中ではハッキリとイメージできている(つもりの)ことでも、
それを言葉ですんなりと表現するのは意外に難しいのです。
起業して様々な場に出て行くと、会う人会う人から
「何の(どんな)仕事をしているのですか?」と聞かれます。
自己紹介、自己PRする機会も多いでしょう。
そんな場面で簡潔にバシッと答えて、相手が「そうなんですね!」と
すぐに理解してくれるような内容を、
そのまま会社案内にも表現できるといいですね。
次回は「会社案内のデザインを決める」です。