創業に関するお役立ち情報60
テーマ5『はじめてのプレゼンテーション』 ③プレゼン資料のデザイン
どんな内容・構成でプレゼンを行うのかまとまったら、
次は「伝え方」です。
伝えたいことを言葉にしようとすると、どうしても文章になりがちです。
しかも言葉足らずで伝わらないことを恐れ、長い文章に。
そして実際のプレゼンでは、その文章を読み上げることに・・・。
これではもったいない!
重要なキーワードやポイントを厳選し、簡潔な言葉で表現しましょう。
もちろん説明がしっかり必要な場面もあるでしょう。
そうした場合も、何行も続くような長文で書くのではなく、
箇条書きにするなど、印象に残りやすい書き方を工夫しましょう。
大きな文字だからといって、ページ数が増えていくのも避けたいところです。
内容を要約することが、やはり大切です。
プレゼン画面をデザインする上で意識しておきたいのは「見やすさ」。
文字の大きさはもちろん、背景色と文字色のコントラストも重要です。
「明るさ」のコントラストと、「色味」のコントラストです。
例えば、白っぽい背景に黒などの濃い色の文字が良いのか、
反対に、黒っぽい背景に明るい色の文字が良いのか・・・。
画面を作っている時はまわりが明るいので、
白っぽい背景のほうが見やすいように感じますが、
実際のプレゼンで照明を落として暗めの部屋で行う場合は、
背景が暗いほうが文字が明るく浮かび上がって見えて好印象な場合があります。
本番を想定して、そして作りながら背景色を確認しましょう。
文字の色については、見出しやポイントなど短い言葉で目立たせたいところに
鮮やかな色を使うのは効果的です。
ただ、長めの文章を読む場面では、鮮やかな色の文字を長く読むことは
目が疲れてくるので、相手に不快な思いをさせることも。
「見せる文字」と「読ませる文字」で、色の使い方も変える必要があります。
伝え方としてのビジュアルは重要です。
でもそれに頼り過ぎないことも大切です。
次回は「プレゼンでの話し方」についてです。