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創業に関するお役立ち情報55


テーマ4『セルフカラーマネジメント』 ②心理効果



赤い色の服を着ていて、体が熱くなると感じたことはありますか?
青い色の服を着て、寒いと感じたことは?
特に何も感じたことはないけど・・・と思う方が大半でしょう。

では、赤い色を見て「暖かそう」と思ったことはありますか?
青い色を見て「涼しそう」と思ったことは?
実際に触ったわけでもないのに、こう思ってしまうのは不思議ですね。
これは心理的な温度感覚です。

赤やオレンジ色や黄色などは「暖色」と呼ばれ、暖かみを感じる色だと
一般的にいわれます。
一方、青系の色は「寒色」と呼ばれ、寒さ(涼しさ)を感じる色だとされています。

この心理的な感覚はすべての人が同じように感じるわけではありません。
個人差はありますし、社会的な環境や経験によっても異なるものです。

たとえば、火というと赤を連想する人が多いでしょうが、
ガスバーナーの火は青いものですね。
ロウソクや焚き火などの赤い火よりも、ガスバーナーの青い火のほうが
実際には高温なのです。
そのガスバーナーで火傷を負った経験のある人がいたとします。
その人にとっては、青という色はガスバーナーの火を連想させる色であり、
熱いという感覚と一緒に思い起こさせるものになっているかもしれません。

国や宗教が違えば、色に対する考え方が異なることもあります。
好まれる色であるかもしれないし、忌み嫌われる色であるかもしれません。

全ての人に同じ印象も持ってもらうことは難しいところですが、
ある程度の効果は期待できそうです。
仕事上の制約があって洋服の色やデザインで特徴を出すことが難しい場合も
あるかもしれませんね。
できる範囲で色を有効に使って自分のイメージアップが出来るといいですね。


次回は「ちょっとしたイメージアップ」です。
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