テーマ１１『文化と色』　④伝統色を活かす



日本文化を知ることは、日本人の感性を知ることでもあります。
色に対する感性についても、もちろんです。

人が消費行動を起こす時、
心を動かされて「買いたい！」心理が働きます。
この心理を動かす一つのツールとして「色」も活用されています。

青色を単に「青」と呼ぶよりも、
「藍色」と呼ぶことで風情があるばかりでなく、
ストーリー性を持たせることもできます。
商品のコンセプトとあっていれば相乗効果を生むでしょう。
「浅葱色」、「新橋色」など聞きなれない呼ばれ方をすると、
（どちらも青系の色です）
どんな色なのか興味が出て、忘れられない商品イメージが
残るかもしれません。

「日本の伝統色シリーズ」として商品のカラーリングが行われ、
販促もそれにあわせて行われることがあります。
文化と色について知ることが、教養や雑学知識を深めるだけでなく
販売戦略に活かせることもあるのです。
あなたの事業の中でも活用できることがあるかもしれませんね。